なぜラテアートに挑戦するのか
「なんでラテアートに挑戦するの?」って?深イイ質問だね。
正直に言えば、可愛いキャラクターのラテアートを作って、ネットでもリアルでもチヤホヤされたいって気持ち、ゼロじゃない。でも、もっと現実的な話をしよう。
ーー ラテアートを集客の武器にしたいんだ。もしポケモンのキャラクターを描いたカフェインレス・ラテアートを提供できたら?韓流スターの顔をラテに描いてお出しできたら?
ーー コーヒー一本で勝負するより、客層をぐっと広げられると思わない?
メニュー拡大の戦略
1日100杯の販売目標、どうやって達成しようかと考えてみた。コーヒーだけで100杯は厳しいなら エスプレッソ を追加しよう。それでも足りなければカフェラテをメニューに加えよう。
単純にメニューを増やすだけの作戦は悪くないけど、見えにくい間接コストの増加を招くリスクもある。ーー 闇雲なメニュー拡大は、負のフィードバックを生み出し、その先に待っているのは…そう、閉店の二文字。
似たような商品を増やしても、売上には貢献しないだろう。ーー 似たような材料(コーヒー豆やミルク)と共通のプロセス(器具と手順)で、全く異なる商品を生み出すこと。つまり、渋いブラックコーヒーと、可愛くて甘いカフェラテ。この二つを当店の二本柱にしようってわけだ。そんな風に思考を巡らせる。
技術の成長と品質のコントロール
もう一つ大事なポイントがある。技術は時間を味方にして、成長させ、コントロールできるってこと。美味しいコーヒーを淹れるために豆の品質は重要だけど、自分ではコントロールできない。
え?農園を持てば豆の品質をコントロールできるって?ーー ここは現実的な話をしよう。
でも、ラテアート初心者でも練習を重ねれば、可愛いキャラクターも描けるようになるはず。「本当にできるの?」って?それは正直、わからない。
ーー でも大切なのは「そうなりたい」という意思だ。アバッキオの友人も言ってたよね。
カフェラテとエスプレッソマシン
さて、ラテアート…というか、その前にカフェラテには一つ問題が。エスプレッソにミルクを混ぜたものがカフェラテ。ちなみに、レギュラーコーヒーにミルクを混ぜたものはカフェオレ。
エスプレッソマシンなし でもラテアートは可能か?エスプレッソを作るには、エスプレッソマシンが一般的らしい。家庭用のエスプレッソマシンもあるけど、安いものでも2万円。そう、安くても2万円だ。コーヒーメーカーなら数千円で手に入るのにね。
しかも、大抵の場合、値段と品質は正比例する。2万円も出して微妙な機器を買うべきか、もっと高性能な5万円くらいのマシンを買うべきか、正直迷った。
結論としては、エスプレッソマシンなしでラテアートに挑戦することにした。マキネッタとミルクフォーマーを使って、手作業でチャレンジだ。
ーー ラテアートの味とデザインに依存関係も相関関係もないのなら、とりあえず味は後回しでいい。可愛いラテアートが描けるようになったら、高価なエスプレッソマシンで味をアップさせればいい。これは味とデザインを分ける、合理的な戦略だと思う。
ちなみに、イタリアではマキネッタで作ったコーヒーをモカコーヒーと呼んで、エスプレッソとは区別しているらしい。
新しい相棒たち
さて、私の新しい相棒たちを紹介しよう。自宅で簡単にラテアートを楽しむための頼もしいアイテムだ。
- BIALETTI(ビアレッティ)ブリッカ
- BODUM(ボダム)ミルクフォーマー
ラテアートへの第一歩
そして、ラテアートへの道の偉大なる一歩がこちら!
がんばります!