前回の記事で、ブログ記事を生成AIと一緒に書くのはアリだという話をしました。今回はその続きです。
AIと共同執筆、どう表現する?
全部AIに丸投げしているのでは?と疑問を持たれたくないし、全部自分で書いていると嘘をつくのも嫌です(普通の感覚だろう)。だから、JSON-LDで記事構造化データを書くときに、生成AIとの共同執筆をどう収めるかを考えてみました。
生成AIとの役割分担
まず、このブログでの私とAIアシスタント(ChatGPTとClaude)の関係性はこんな感じです。役割に応じてChatGPTとClaudeを使い分けていますが、そこはマニアックすぎるので今回は割愛します。
- ネタの構想と企画:わたし
- 企画に対しての助言:AIアシスタント
- 初期原稿の執筆:わたし
- 専門用語の解説や補足執筆:AIアシスタント
- 初期編集と追加執筆:わたし
- トーン&マナーの統一、文法修正、MECEの確認:AIアシスタント
- SEOを意識したリライト:AIアシスタント
- 最終編集:わたし
- マークダウンからHTMLへのコンバート:AIアシスタント
- 自然言語処理を用いた重要フレーズのハイライトや関連記事の調査・追記:AIアシスタント
- アップロード前の確認と公開作業:わたし
乱暴に言えば、書きたいことは私が決めて、面倒くさいと感じる作業を生成AIに任せています。AIが人間的な振る舞いをするようになったときに良心の呵責を感じるかどうかは、今は考えません。
AIに任せるべき作業とは?
自然言語処理技術を使った重要フレーズへの自動ハイライトや、関連性の高い記事の自動抽出は、生成AIが圧倒的に得意とする領域です。とてもじゃないが手動ではやってられません。
また、大衆迎合が好きじゃないので、SEO的なリライトも正直自分ではやりたくありません(おい)。でも検索結果の上位には表示させたい。この葛藤(わがまま)を解決してくれるのも生成AIです。
SEOリライトはAIにお任せ
AIがSEO的なリライトを解説してくれます。例えば、Googleのヒントを参考にするといいでしょう。
検索クエリをよく調査すると、どのような新規コンテンツを作成すればよいか、どうすれば既存のコンテンツをより魅力あるものにできるかのヒントが得られます。クエリは、ユーザーの多くが抱いている疑問や情報ニーズを特定するのに役立ちます。以下はその一例です。
- Googleで興味のあるトピックまたは質問を検索します。次に「他の人はこちらも検索」や「関連キーワード」のセクションをチェックして、関連するアイデアをさらに見つけます。
- Search Console Insightsでサイトの上位のクエリや急上昇中のクエリを確認し、より関連性の高いコンテンツを作成する必要があるかどうかを検討します。
- Google Trendsを使用すると、関心のあるトピックやクエリに関連してユーザーが何を検索しているかを特定できます。
面白さやユニーク性が必要ない専門用語の解説や文法修正などは、生成AIに任せたほうが読む側にもメリットが大きいでしょう。
JSON-LDでの共同執筆の表現
このような役割分担で書くブログ記事を、JSON-LDを使った構造化データにするとこうなります(らしい)。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BlogPosting",
"headline": "AIアシスタントと共同で記事を執筆する方法",
"image": "https://my-domain.com/thumbnail/2024-10-17.webp",
"datePublished": "2024-10-10",
"dateModified": "2024-10-10",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "あなたの名前",
"url": "https://www.sns.com/in/your-profile/",
"jobTitle": "コンテンツクリエイター",
"description": "記事の企画、執筆、編集を担当。AIアシスタントとの共同執筆により高品質なコンテンツを提供。",
"sameAs": [
"https://www.sns.com/in/your-profile/",
"https://my-domain.com/profile/"
]
},
"contributor": [
{
"@type": "Organization",
"name": "AIアシスタント",
"description": "SEOリライト、トーン統一、マークダウンのHTML変換などを担当。"
}
],
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "ブログの名前",
"logo": {
"@type": "ImageObject",
"url": "https://my-domain.com/thumbnail/index-hero.webp"
}
},
"description": "AIアシスタントと共に記事を執筆し、JSON-LDの最適化について解説。",
"keywords": "ai ブログ作成, ai 記事作成 プロンプト, ai ブログ作成 プロンプト"
}
`contributor` は Schema.org の定義で、ブログや記事に貢献した人や組織を指定するのに適しています。
ただし、「AIアシスタント」が具体的にどのような形で貢献しているかを示すために、`@type` を `Person` とするか、もしくは `Organization` としても適切な説明を加えるのが良いでしょう。
AIと共同でブログ記事を書く際の注意点は?
Googleが発信する情報を注意深く読めばAIと共同でブログ記事を書くコツがわかるかもしれませんね。自分が得意とする部分に集中し、面倒な作業や専門的なタスクはAIアシスタントに任せる。そうすることで、より良いブログ記事を作成できるでしょう。
AIとの共同執筆は、私たちの創造性を拡張し、より効率的で質の高いコンテンツ作成を可能にします。ただし、最終的な判断と責任は常に人間側にあることを忘れないようにしましょう。