コーヒーと水道水:おいしい一杯を淹れるための水選び(第33話)

コーヒー 水道水 浄水器
コーヒーと水道水のイメージ

すこーしずつGoogle検索経由のアクセスが増えてきたウェブアプリ「コーヒーマッチ - Coffee Match(β版)」。コーヒーのおいしさを理論詰めにするためには、まだまだパラメータが少ない状態だ。それほどコーヒーの世界の奥は深いということだろうか?

新たなパラメータ「水」を追加してみた

今日はこのコーヒーマッチに新たなパラメータとして「水」を追加してみた。コーヒーを淹れるときの水、皆さんはどう選んでいるだろうか?

プロフィール画像

リリースノート(2024年10月7日): 水の品質評価機能を追加しました。浄水器でろ過した水道水の使用と、コーヒーを飲む前の水分補給がスコアに反映されるようになりました。

コーヒーを淹れる時の水は?

結論から言うと、「浄水器を通した水道水」がベストだ。ボトル入りのミネラルウォーターを買う必要は、ほとんどのケースでない(財布にも優しい)。

コーヒーには軟水が適している理由

コーヒーを淹れる際には、軟水が適していると言われている。なぜなら、硬水に含まれるミネラル分がコーヒーの風味を損なうことがあるからだ。エスプレッソなら硬水でもOKだが、ドリップコーヒーや水出しコーヒーには軟水が合う。

日本の水道水は軟水

幸いなことに、日本の水道水は軟水だ。だから、水道水でコーヒーを淹れてもいいですか?という疑問には、「もちろん!」と答えたい。ただし、水道水には塩素などの不快な匂いが含まれていることもある。

浄水器で水道水をさらにおいしく

そこで、浄水器を通した水道水を使うと、その塩素などの匂いを取り除くことができる。それがコーヒーの香気の邪魔をしないというわけだ。コーヒー、浄水器、水道水、この組み合わせが自宅でおいしいコーヒーを楽しむ秘訣だろう。

水出しコーヒーは水道水で大丈夫?

水出しコーヒーを作るとき、水道水で大丈夫ですか?という疑問もあるかもしれない。答えはイエス。ただし、冷たい水では塩素の臭いが残りやすいので、浄水器を通した水か、一度沸騰させて冷ました水を使うと良い

コーヒーの前に一杯の水を

ところで、カフェなどでコーヒーの前にお水が出てくることがある。コーヒーの先に一杯の水を飲むことで、口の中をリセットし、コーヒー本来の味を楽しめるメリットがあるのだ(プロっぽい!)。

まとめ

コーヒーを淹れる時の水は、意外と重要だ。浄水器を通した水道水で、おいしい一杯を楽しんでみてはいかがだろうか?ミネラルウォーターを買わなくても、十分においしいコーヒーが自宅で楽しめる。水選び一つで、コーヒーの味わいが変わるなんて、コーヒーの世界は本当に深い(沼かも?)。

コーヒーと水道水:おいしい一杯を淹れるための水選び(第33話) ビジュアルまとめ

コーヒーと水の選び方 水道水 (軟水) 浄水器 コーヒー 浄水器を通した水道水がベスト 塩素臭を除去し、コーヒーの風味を引き立てる 水出しコーヒーの注意点 冷水は塩素臭が残りやすい 浄水または沸騰後の冷水を使用 コーヒーの前に水を一杯 口内をリセット コーヒー本来の味を楽しめる