わたしの目的はカフェの開業ですが、カフェの開業までの道のりで業界内のさまざまなプレイヤーと接点をもつことになる。いまいちどコーヒー業界を俯瞰してみる。
コーヒー業界の主要プレイヤーとその役割
まずは、箇条書きで登場人物たちの役割と関係性を書き連ねてみる。
- 生産者・農園:豆の植樹、収穫、選別、精製。品質の高い豆を生産し、商社や直接取引先に販売。
- 商社:豆の買い付け、各国に海上輸送。生産者と焙煎業者をつなぐ中間業者として機能。価格交渉や品質管理も担当。
- アメリカスペシャリティコーヒー協会:豆の格付け。業界標準を設定し、品質評価システムを提供。教育プログラムも実施。
- コーヒー器具メーカー:コーヒーを淹れるための様々な器具(エスプレッソマシン、ドリッパー、グラインダーなど)を開発・製造。カフェや個人消費者に販売。
- ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ:世界中のバリスタが技術を競う大会。業界の注目を集め、新しいトレンドを生み出す。
- 著名バリスタ:高度な技術と知識を持つコーヒーの専門家。新しい抽出方法や味の組み合わせを開発し、業界に影響を与える。
- 個人経営カフェ喫茶店:独自のコンセプトや特色あるメニューを提供。地域に密着したサービスを展開。
- チェーン店カフェ:統一されたブランドイメージと品質管理のもと、多店舗展開。大量仕入れによるコスト削減も。
- コーヒーの専門学校:バリスタ育成、コーヒーの知識や技術を教育。業界の人材育成に貢献。
- カフェ開業の専門学校:経営ノウハウ、マーケティング、財務管理などカフェ経営に必要なスキルを教育。
- 内装業者:カフェの雰囲気づくりに重要な役割。店舗設計やインテリアデザインを担当。
- 厨房機器メーカー:業務用コーヒーマシン、製氷機、冷蔵庫など、カフェ運営に必要な機器を製造・販売。
- 広告代理店:カフェやコーヒーブランドのマーケティング戦略立案、広告制作を担当。
- 不動産屋:カフェの出店場所選定、物件情報提供、賃貸契約のサポートを行う。
- 生豆屋・焙煎豆屋:生豆の輸入・販売、または焙煎済み豆の販売。カフェや個人向けに多様な豆を提供。
コーヒー業界は、生産者から消費者まで、多くのプレイヤーが複雑に関わり合っています。カフェ開業を目指す私たちは、この全体像を理解することが重要です。
コーヒー業界相関図
これをもとにClaudeに相関図を書いてもらったよ。
まだまだ、荒削りな作りですが、お金の流れと豆の流れが見えてきました。事業を安定的に運営するために不要なコストを削減する意識はとても大事なことですが、一方でマーケットに適切な量のお金を流すと良い豆が流れてくることもこの相関図から見えてきます。
正のフィードバックループを手に入れる
しっかり売り上げて、しっかり投資・研究して、よい豆をしっかり手に入れて、おいしいコーヒーを提供する。これが正のフィードバックループ。
負のフィードバックループに陥らない
おいしいコーヒーを提供しようとする、不要なことにお金をかけてしっかりとした投資・研究ができない、売上が上がらない、良い豆が手に入らない、おいしいコーヒーが提供できない。これが負のフィードバックループ。
正のフィードバックループを手に入れるためには、開業時点で、しっかりとした売上と不安のない設備と自信のある技術を持っていること。これが条件。
この条件を満たせないなら開業すべきではない。頑張りましょう。
相関図は今後もアップデートを続けますのでご期待ください。
カフェ開業は単にコーヒーを提供するだけでなく、業界全体の流れを理解し、その中で自分の位置づけを明確にすることが重要です。
コーヒー業界相関図β版 ビジュアルまとめ
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