いつものように Google Search Console を眺めていたら、左のメニューが少し変わっていることに気づいた。それを見てピンときたわたしは、過去に3回も審査に落ちた Googleアドセンス に再度申請してみた。すると、翌日にこんなメールが届いたのだ。
「サイトに AdSense 広告を配信する準備ができました」
![Googleアドセンス合格通知のスクリーンショット](../img/2024-11-27-1.webp)
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3回の失敗を経て、ついに合格!諦めずに続けることの大切さを実感しました。
新しく取得したドメインで立ち上げたブログが、たった3ヶ月で Googleアドセンス の審査に合格したのは正直うれしい。3ヶ月間、猛烈に記事を書き続けた反動で少しモチベーションが下がっていたのだが、この通知で再びやる気が湧いてきた。
審査合格基準の仮説
結論から言うと、わたしの仮説による審査合格基準は以下のとおりだ。
- 過去28日間のクリック数が200を超えていること(Google Search Consoleで確認可能)
- 有害なコンテンツがないこと
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シンプルな基準だからこそ、コンテンツの質に集中できるんですよね。
ネット上では、
- 記事の量と質が足りない
- ユーザーの悩みを解決できていない
- ページの操作性が悪い
- プライバシーポリシーの掲載がない
- プロフィールページがない
- 問い合わせフォームがない
- アフィリエイト広告がある
などが理由として挙げられている。しかし、Google は神様でも仏様でも超能力者でもない。そのブログの品質、つまり消費者のニーズにマッチしているかどうかなんて誰にもわからないのだ。絶対的な審査基準はおそらく一つ、検索エンジンからのクリック数だろう。
もちろん、クリック率やサイト滞在時間などの副次的な要素も考慮されているはずだが、あくまで補完的なものだと思う。Googleからの流入数が絶対的な基準である可能性が高い。
ではなぜ「ユーザーの悩みを解決できていない」や「プライバシーポリシーの掲載がない」などの曖昧な理由が広まっているのか。それは、Google からの審査不合格メールの通知内容が原因だろう。
お客様のサイト
✖ 有用性の低いコンテンツ
お客様のサイトは、弊社の定めるサイト運営者ネットワークのご利用要件を満たしていないと判断されました。詳しくは、以下のリンク先の情報をご参照ください。
- コンテンツの最小要件
- 独自性のある高品質のコンテンツを使用したユーザーエクスペリエンスをサイトで提供する
- ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン(質の低いコンテンツ)
- ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン
詳しくは、コンテンツポリシーやヘルプセンターをご覧ください。ポリシー違反を解消したら、サイトの審査をリクエストできます。
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初めてこのメールを受け取ったときは、正直ショックだった。記事のユニークさにはそこそこ自信があったので、「そこまで言う?」とツッコミたくなった(笑)。
この通知メールを受け取ると、多くの人は真面目だから企業サイトみたいにしっかり時間とコストをかけてサイトを作らないと合格しないと思ってしまう。しかし、繰り返しになるが、Google は神様でも超能力者でもない。そのサイトが誰にどのようにいつ有益になるかなんてわからないのだ。データが示すことが全てである。
審査申請のタイミング
Google Search Console の左メニューに「Discover」が突然現れたタイミングが、審査申請の合図だ。Discover とは、閲覧者のお気に入りのスポーツチームやニュースサイトなど、興味のある対象の最新情報が、検索しなくても表示される仕組みである。
![Google Search ConsoleのDiscoverメニュー表示画面](../img/2024-11-27-3.webp)
Discover に表示される条件
- Google のインデックスに登録されていること
- Discover のコンテンツ ポリシーを満たしていること
ここからがわたしの仮説の重要なポイントだ。Discover には、Google が認定した、ユーザー第一の信頼できる有用なコンテンツが表示される。つまり、Googleアドセンス の審査に合格していなくても、Discover に表示されるということは、Google のコンテンツ基準を一部でも満たしていると言えるのではないだろうか?
![プロフィール画像](../profile/profile.jpg)
実際に、わたしは Discover に初めて採用された翌日に Googleアドセンス に申請。その翌日に審査通過のメールを受け取り、広告の掲載が可能になった。
では、Discover に採用される条件とは何だろう? おそらく、過去28日間のクリック数が200を超えたことが関係していると思う。Discover に採用されるのは1つの記事だが、サイト全体の評価基準として Google からの流入数を使用しているのではないだろうか。
実際、わたしはクリック数が200を超えたタイミングで Discover のメニューが表示された。
![過去28日間のクリック数推移グラフ](../img/2024-11-27-2.webp)
アドセンス審査に合格するためにやることは?
ここで、改めて Googleアドセンス の審査に合格するためにやることを整理してみよう。
- コンテンツを充実させて、検索エンジンからの流入を増やす
- 有害なコンテンツを含めない
- 定期的に記事を更新し、ユーザーの興味を引く
![プロフィール画像](../profile/profile.jpg)
「Googleアドセンスの審査は難しいですか?」とよく聞かれるが、要はユーザーからの評価がデータとして現れるまで待つことが大切だ。
審査期間は人によって異なるが、わたしの場合は3ヶ月かかった。合格率を上げるためにも、焦らずコツコツと記事を書き続けることが重要だと思う。
まとめ
ネット上の不確かな情報に惑わされて、ブログ運営が迷走しないようにしよう。自分が書きたい記事、自信のある記事、面白いと思うネタをどんどん書き連ねていくべきだ。どの記事がいつ誰に刺さるかなんて、自分でもわからないし、Google でもわからないのだ。